私の芸能生活は、順風満帆なままでは終わりませんでした。
14歳になった頃、同年代の少年たちが経験する「遊び」や「自由」への欲求から、徐々にレッスンを休みがちになってしまいます。そうしているうちに呼ばれなくなり、気づけば同期のデビューが決まっていました。もう自分の席はないんだ、と。
インタビューでは、この時期のことを「勝手に挫折してしまった」と表現しています。誰かに奪われたわけではありません。自分の甘さでチャンスを手放しただけです。14歳にして、「チャンスを逃せば、自分の代わりはいくらでもいる」という現実を突きつけられました。
一度は音楽の学校にも行きましたが、努力せずに諦める癖がついてしまっていた時期もあります。
ただ、この挫折感をただの失敗で終わらせたくはありませんでした。「何もしなければ居場所がなくなる」という恐怖は、いまも消えていませんし、消さないようにしています。それが次のフィールドへ向かうエネルギーになりました。