清田英輝が仕事で大切にしていること
事業の説明をしても、たぶん私のことは伝わりません。なので、株式会社グリンクで手がけている四つの仕事それぞれについて、清田英輝が何を大事にしているかを書きます。
01. 対面でしか伝わらないものが、まだ確実にある
株式会社グリンクの主軸は携帯電話の販売です。ソフトバンクやドコモといった大手キャリアの代理店として、複数の店舗運営と催事運営を行っています。
ネットで完結する時代に対面販売を続けているのは、契約を取ることと、その人が納得して使い始められることは別物だと思っているからです。売った瞬間ではなく、その後の生活が良くなったかどうか。そこを見ない販売を、私は信用していません。
この考え方は、16歳で飛び込み営業を始めた頃に身についたものです。目の前の顧客といかに信頼関係を築くか。商品ではなく自分を気に入ってもらえるか。当時いちばん結果につながったのがそこでした。だから「対面販売の価値」を、いまも会社全体に浸透させています。
02. 現場を知らない人間に、現場は動かせない
特に力を入れているのが、商業施設などでのイベント(催事)による販売戦略です。
16歳から飛び込み営業をやってきたので、あの場に立つ側のしんどさが体でわかります。一般家庭を回る訪問販売は、大人でも音を上げる仕事です。だから数字だけを見て指示を出すことはしません。
経営者が現場の感覚を持ち続けているかどうかは、いずれ組織の接客の質に必ず出ます。10代の頃に培った現場での営業力を、組織の強みとして昇華させる。私が現場を離れないのは、根性論ではなく、そういう理由です。
03. 人は、褒められることで力を出す
人材派遣にも取り組んでいます。事業の広げ方の話に見えて、実は組織づくりの話です。
私が16歳で結果を出せたのは、周りの大人がちゃんと見て、褒めてくれたからでした。技術でも根性でもなく、認められたことが大きかった。ジャニーズ時代に居場所を失った人間にとって、実績で勝ち取った自分の席は何物にも代えがたい誇りだったのです。
だから小さな成功を見逃さずに評価する仕組みを、会社の真ん中に置いています。若手社員や未経験者に対しても同じです。権威で引っ張るリーダーにはなりたくない。一人ひとりの意欲を引き出せるかどうかが、経営者の実力だと思っています。
04. 言葉だけの「助けたい」には、もう戻らない
健康・福祉、メディカルサポートの領域にも事業が広がっています。24歳のときに「それは偽善だ」と言われた宿題への、私なりの回答です。
想いを語るだけなら誰にでもできる。実力をつけて、事業として続けられる形にして初めて、人を助け続けられる。あの夜に突きつけられたのは、そういうことでした。
一つの事業に固執しないのも、変化の激しい時代に会社を残すためです。自社の持つ営業・販売のノウハウや人材育成の力を活かせる領域を見定めて、次の挑戦を続けています。
清田英輝/株式会社グリンク 代表取締役